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いいやまいいまち広小路会議

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広小路プロジェクトとは

 

パティスリーヒラノの工場の裏手に、ひっそりと佇む教会があります。
牧師さまのいない小さな、とても古い、
でもとてもすてきな「飯山復活教会」。
その前を走る広小路を含めて再生させようと、地域の人々が集まりました。

なぜ、ここを再生させたいのか。
それは、ここに大切なものがあり、
私たちに大切なもの思い出させてくれるからです。

大切なものとは、“飯山らしさ”。

「これまで以上に、飯山らしい飯山」を残すことを、
もういっぺん、教会とその前を走る広小路から始めてみたい。

心からの思いは、奇跡の出会いを生みました。

いいやま広小路会議」代表の田中隆太さん(地酒「水尾」の蔵元・田中屋酒造店主)と、美術家・田窪恭治先生との出会いです。

フランス・ノルマンディーで、廃墟と化していた15世紀の教会を、
再生のために家族と共にノルマンディーに移住し、
地域や人々にじっくりと寄り添い、対話をしつつ、
約10年もの歳月をかけて見事「林檎の礼拝堂」として再生させた
田窪先生の仕事に感動した田中さん。

若い時からまちづくりに携わり、
一過性の打ち上げ花火に疑問を持ち、
速い時代の流れの中にあっても本質を見失わず、
カタチを変えながら成長し続ける地域づくりをしたいと思い続けてきました。

初めて「飯山復活教会」を目にした時、
そのシルエットがあまりに林檎の礼拝堂に似ていることに
「第二の運命」を直観したという田窪先生は、
「夢を描いてほしい」という田中さんにこう言います。

「できるかできないかではない。
人生は限られている。夢が人をしあわせにするんです」

田中さんの、いいやま広小路会議メンバーの、
そして地域の人たちの思いを受けて、
田窪先生が描いてくださった音や光が溢れ出すような1枚のスケッチ。

田窪先生のスケッチ

この夢の風景を、現実のものにするために、多くの皆さんと一緒に行動してきたいと思っています。

 

― いいやまいいまち広小路プロジェクトの詳しい経緯 ―

いいやま広小路会議 代表・田中さん

 

 

いいやま広小路会議
代表・田中さん

飯山の人は、昔から、日常的においしいお米、おいしい野菜、漬物やそばなどを食べてきました。
農業者も商業者も、そうしたおいしくて他地域からも質の高い「いいもの」と評価されるようなものを、淡々と作り続けてきました。
お客さまをもてなす心も厚く、人情味にあふれ、華美にならずに、シンプルに。
飯山は、本質で勝負できる、とてもレベルの高い地域です。
しかし、これまでは、それをなかなかうまく外に向けて表現できていなかったと思っています。
まずは、商店街の各店が持ち続けてきた良さ、魅力を、上手に「飯山らしく」表現したい。
景観についても、新しいものではなく、今ある飯山のよさを活かした、飯山らしさを取り入れたデザインにして魅力を伝えたい。
そのシンボルが、長年の風雨にさらされ外側は朽ちつつも、凛とした品格を称えた「飯山復活教会」です。穏やかに静かに飯山を見守り続けてきたこの教会とその周囲を、再び人のぬくもりのある場に再生させることから始めたいと思っています。